中畑和香奈

3.12

中畑和香奈
Nakahata Wakana

コメント

2011年の3月12日に家の外に出てみると、建物や道路、電柱…生まれ育った景色がバキバキに壊れているのが未だに印象に残っています。そこから春から夏に向かうと、その道路の大きな地割れから、新芽の草花が生えてきました。その光景がとても不思議で、自然の力と、人間の感覚では図れない土地の時間の流れがあることを感じました。この10年地元にとって常につきまとう震災原発ですが、私はこの土地が選んだ運命を否定せず福島で生きていきたいと思いました。

自己紹介

福島県出身、在住
2015年福島大学 美術分野卒業